読書ブログ 2021年7月に読んだ本

読書日記月別
記事内に広告が含まれています。

7月に読んだ本をまとめました。

基本、人気作家さん、話題の本を中心に読んでいます。

本を普段あまり読まない、全く読まない、読む時間があまりない方でも選びやすいように、読みやすさをで表示しています。参考にしてみてください。

★★★★★ とても読みやすい

★★★★  読みやすい

★★★   普通に読める

★★    少し難しい

     難しい

書店に行ってもどの本を手にとったら良いか迷っていたら、是非参考にしてくださいね。

本と鍵の季節 米澤 穂信

★★★★★

story
堀川次郎、高校二年で図書委員。不人気な図書室で同じ委員会の松倉詩門と当番を務めている。背が高く顔もいい松倉は目立つ存在で、本には縁がなさそうだったが、話してみると快活でよく笑い、ほどよく皮肉屋のいいやつだ。彼と付き合うようになってから、なぜかおかしなことに関わることが増えた。開かずの金庫、テスト問題の窃盗、亡くなった先輩が読んだ最後の本ー青春図書室ミステリー開幕!!

感想ブログへ

 

著者の米澤穂信さんは数あるミステリーランキング常連今勢いのある人気作家の一人です。青春ミステリーというジャンルの作品が主で、映画、ドラマ、アニメ、漫画とメディア化は多岐にわたる。癖のない文章とテンポよいストーリーは、読みやすく若年層のファンも多い。

当ブログでもぶっちぎりの閲覧数でした。人気がうかがえます。

対岸の家事 朱野 帰子

★★★★★

story
家族の為に「家事をすること」を仕事に選んだ詩穂。娘と二人だけの、繰り返される毎日。幸せなはずなのに自分の選択が正しかったのか迷う彼女の街には、性別や立場が違っても様々な現実に苦しむ人たちがいた。誰にも頼れず、限界を迎える彼らに、詩穂は優しく寄り添い、自分にできることを考え始めるー。

読書ブログへ

NHK「あさイチ」で紹介され、話題になりました。

主婦が置かれている現状、抱えている悩みがリアルであり、多くの共感の声が寄せられた。
共働きが当たり前の時代、そのしわ寄せを受けた女性の奮闘と、高齢化社会や毒親などの社会問題が他人事ではなく、すぐ身近にあるんだと感じられる。一歩踏み外すと、どんどん落ちていく現代社会の闇をあぶりだします

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー ブレイディ みかこ

★★★★★

story
人種も貧富の差もごちゃまぜの元底辺中学校に通い始めたぼく。人種差別丸出しの移民の子、アフリカからきたばかりの少女やジェンダーに悩むサッカー小僧。まるで世界の縮図のようなこの学校では、いろいろあって当たり前、みんなぼくの大切な友だちなんだー。ぼくとパンクな母ちゃんは、ともに考え、ともに悩み、毎日を乗り越えていく。最後はホロリと涙のこぼれる感動のリアルストーリー。Yahoo!ニュース|本屋大賞2019ノンフィクション本大賞受賞。

読書ブログへ

ノンフィクションであるが、物語風に読めるので、面白かった。
現地に住まないと知りえない問題を家族を通して赤裸々に語られています。
発売以来1か月、ずっとランキング上位をキープしている注目の作品。

ののはな通信 三浦しをん

★★★★

story
ミッション系のお嬢様学校に通うののとはなは、気の合う親友同士だ。庶民的な家庭に育ち、頭脳明晰、クールで辛辣なののと、外交官の家に生まれ、天真爛漫で甘え上手なはな。自分の気持ちを恋愛感情だと自覚したののは告白する。だが、不器用に始まった2人の恋は、ある裏切りによって崩れ始めて…。一生に一度の運命の恋が、その後の人生を導いてくれる。書簡の往復だけで緻密に紡ぎだされた、大河小説の最高峰。

読書ブログへ

書簡体小説。手紙のやり取りだけでストーリーが展開される形式で、恋文そのもの。
2人の秘め事をこっそり覗き見てるような気分になります。500ページ以上ある長編で、大河小説だというのもうなずけます。上から下までびっしりの文字が少してこずったので、は4つ。

月まで三キロ 伊与原 新

★★★★★

story
「この先にね、月に一番近い場所があるんですよ」。死に場所を探す男とタクシー運転手の、一夜のドラマを描く表題作。食事会の別れ際、「クリスマスまで持っていて」と渡された黒い傘。不意の出来事に、閉じた心が揺れる「星六花」。真面目な主婦が、一眼レフを手に家出した理由とは(「山を刻む」)等、ままならない人生を、月や雪が温かく照らしだす感涙の傑作六編。新田次郎文学賞他受賞

読書ブログへ

人生の「壁」にぶつかった人が、科学の話にヒントを得て、答えを導くストリーがとてもロマンチックな6つの短編集。登場人物が感じる人生の苦楽にリアリティがあり、共感が持てます。読みやすい文章で、じんわりと余韻が残る読後感でした。

彼女が好きなのはホモであって僕ではない 浅原 ナオト

★★★★★

story
同性愛者であることを隠して日々を過ごす高校生・安藤純は、BL(ボーイズ・ラブ)好きの同級生・三浦紗枝の告白を受け入れ、付き合うことに。しかし、純には身体を許す既婚の中年男性のパートナーがいて…。純、紗枝を応援するクラスメイト、唯一純の苦悩を受け入れ共有してくれるネット上の友人「ミスター・ファーレンハイト」…周囲との軋轢の中、すれ違う二人が導き出した理想の関係とは?決して交わることのない少年と少女が、壊れそうな関係を必死に守ろうとする姿を追う感動の青春群像劇。

読書ブログへ

KADOKAWAが提供する小説投稿サイト「カクヨム」を経て、刊行された小説。テンポ良く繰り広げられる青春ストーリーながらLGBTの問題に鋭く切り込んでいます。主人公の男の子の悩みや行動がとてもリアルで切ない。テレビドラマ化され、2021年秋にも映画化予定

おしまいのデート 瀬尾まいこ

★★★★★

story
中学三年生の彗子は両親の離婚後、月に一度、父の代わりに祖父と会っていた。公園でソフトクリームを食べ、海の見える岬まで軽トラを走らせるのがお決まりのコース。そんな一風変わったデートを楽しむ二人だったが、母の再婚を機に会うことをやめることになり…。表題作のほか、元不良と教師、バツイチOLと大学生、園児と保育士など、暖かくも切ない5つのデートを瑞々しく描いた短編集。 (「BOOK」データベースより)

読書ブログへ

 

集英社「ナツイチ」でおススメの1冊。著者は2019年「そしてバトンは、渡された」で本屋大賞を受賞。読みやすい文章で、心温まる日常の風景を切り取っている。日々を大切に生きたくなる5つの物語。

 

タイトルとURLをコピーしました