読書日記

読書日記

噛みあわない会話と、ある過去について 辻村 深月

「過去」に復讐できるとしたら?~「知らなかったは」許されない~こんにちは、くまりすです。今回は辻村深月本屋大賞受賞後第一作「噛みあわない会話と、ある過去について」をご紹介いたします。story大学の部活で仲のよかった男友達のナベちゃんが結婚...
羽田圭介

5時過ぎランチ 羽田 圭介

エネルギー代謝と補充の反復、そのサイクルを強いられる労働こそが自分を強く支えてくれるこんにちは、くまりすです。今回は芥川賞作家羽田圭介の「5時過ぎランチ」をご紹介いたします。story食欲のリズムとあわない、コントロール不能な現実世界。ヤク...
読書日記

木曜日にはココアを 青山 美智子

わたしたちは、知らないうちに誰かを救っている~幸せな気持ちをあなたに~こんにちは、くまりすです。今回は2021年本屋大賞受賞作家青山美智子のデビュー作「木曜日にはココアを」を紹介いたします。story川沿いを散歩する、卵焼きを作る、ココアを...
北原一門

二魂一体の友 萩原 朔太郎 室生 犀星

僕等はツバぜり合いの刀の下で、永久に黙笑し合っている仇敵であるーこんにちは、くまりすです。今回は、萩原朔太郎と室生犀星の友情についてまとめた「二魂一体の友」をご紹介いたします。story北原白秋主宰の詩誌への寄稿で知り合い、近代詩を牽引する...
読書日記

空飛ぶ広報室 有川 浩

いつでも撃てる、撃つ能力もある。しかし極限まで撃たないことを任ぜられているのが自衛隊だ。~僕たちの活動が国民の安心に繋がるように伝えて欲しいんです~こんにちは、くまりすです。今回はドラマ化や直木賞候補にもなった有川浩「空飛ぶ広報室」をご紹介...
読書日記

三千円の使いかた 原田 ひ香

「人は三千円の使いかたで、人生が決まるよ」~知識が深まる「節約」家族小説~こんにちは。くまりすです。今回は様々なランキングの上位にランクインしている今話題の本、原田ひ香「三千円の使いかた」をご紹介いたします。story就職して理想の一人暮ら...
相沢沙呼

medium 相沢 沙呼

ー全てが伏線ー~妨げようのない死が訪れようとしている~こんにちは、くまりすです。今回はミステリランキング5冠を達成した相沢沙呼「medium」をご紹介いたします。story死者が視える霊媒・城塚翡翠と、推理作家・香月史郎。心霊と論理を組み合...
伊坂幸太郎

フーガはユーガ 伊坂 幸太郎

受け入れなくてはいけない。けれども、こちらがずっと我慢している必要もない。こんにちは、くまりすです。今回は伊坂幸太郎が社会問題に切り込んだ本屋大賞ノミネート作品「フーガはユーガ」をご紹介いたします。story常盤優我は仙台市内のファミレスで...
アンソニー ホロヴィッツ

カササギ殺人事件 アンソニー ホロヴィッツ

その死は小さな村の人間関係に少しづつひびを入れていく。~英国探偵小説の黄金時代を彷彿とさせる、アガサ クリスティーへのオマージュミステリー~こんにちは。くまりすです。今回はミステリーランキングや本屋大賞(翻訳小説部門)など7冠を達成したアン...
瀬尾まいこ

そして、バトンは渡された 瀬尾 まい子

家族よりも大切な家族~実の家族にはないきれいな距離感がいつも私のそばにある~こんにちは。くまりすです。今回は、瀬尾まい子の本屋大賞受賞作「そして、バトンは渡された」をご紹介いたします。story幼い頃に母親を亡くし、父とも海外赴任を機に別れ...