神去なあなあ日常  三浦 しをん 

三浦しをん
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特に将来これといった目標もないまま高校を卒業した主人公(勇気)が、流されるまま林業の世界に放り込まれ・・・

林業という仕事を通して大人になっていく主人公の目線で話が進んでいく。

林業の世界と共に自然の素晴らしさや恐ろしさ、林業や田舎の置かれている現状、自然と暮らす人々の日々の営みを感じることができる。

林業については全く無知だったので、興味を惹かれて購入しました。題材が題材なだけに、少し教科書的な感じなのかなと思っていたけれど、物語として組み込まれていて、読みやすく面白かった。林業については結構詳しく書かれていて「へ~」ともうことも多かったです。

山で生活をしている人の行動や、言動は「本当に?」って思うことも多々あったけれど、主人公の目線を通して物語が進んでいるので、主人公の”つっこみ”に共感が持てたし、主人公の目を通して林業を体験している感覚が味わえる。

実際は、高所恐怖症の私にはとんでもないし、ヒルとかマダニとかもう無理です!!

三浦しおんさんの作品は初めて読むのだけれど、映画「舟を編む」を観て世界観が好みで購入しました。とても読みやすく、エンタティメントでありながら、ノンフィクション部分もある。このバランスがとても好きです。

また、違う作品も読みたい。

この作品は映画化もされていて、監督は「ウォーターボーイズ」や「スウィングガールズ」の矢口史靖監督で、主人公の勇気は染谷将太さんが、染谷さんは「麒麟がくる」で織田信長役の印象があったのですが、勇気にぴったり!演技が上手。兄貴分の先輩ヨキは伊藤英明さんがはまり役で登場した瞬間に納得!です。

もし、アニメ化されるなら、誰だろう・・・勇気は逢坂良太さん、松岡禎丞さん、石川界人さんとかのイメージかな?ヨキは、小野大輔さん、諏訪部順一さん、中井和哉さん。イケメンだと思われる清一さんは中村悠一さん、櫻井孝宏さん・・・あげればキリがない!!

いや、でもアニメ化待っています。

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