読書日記 きのうの影踏み 辻村 深月 「口裂け女」や「赤い紙、青い紙」などの有名な怪談話がある。もし口裂け女に「私、綺麗?」と尋ねられて、「きれいじゃない」と答えたら…トイレで「赤い紙が欲しいか?青い紙が欲しいか?」と尋ねられたらどちらを選んでも…子供の頃は怖いもの見たさにそう... 2021.08.17 読書日記辻村深月
芦沢央 火のないところに煙は 芦沢 央 これは、実話をもとにした話なのか?モキュメンタリーという言葉があるらしい。擬似を意味する「モック」と、「ドキュメンタリー」を合成した語で、「ドキュメンタリー映像のように見せかけて演出する表現手法」とのこと。この物語も、この手法を用いられてい... 2021.08.15 芦沢央読書日記
朝倉宏景 あめつちのうた 朝倉 宏景 阪神ファンや、高校野球のファン、甲子園に足を運んだ人なら皆知っているんじゃないかなという位有名な「阪神園芸」さん。球場を整備してくれるグラウンドキーパーがいるのです。「阪神園芸」の職人技はずっと見ていても飽きなくて素晴らしい。雨が降って中断... 2021.08.11 朝倉宏景読書日記
真藤順丈 宝島 真藤 順丈 テレビをつけると日本の選手が各国を相手に善戦していた。観客の声援があまり聞こえない静かな試合ながらも、アスリートの迫力に思わず息をのむ。紆余曲折を経てオリンピックは開催されたが、紙面の選手の健闘を称える記事をめくると、一転して表れるコロナの... 2021.08.06 真藤順丈読書日記
瀬尾まいこ おしまいのデート 瀬尾まいこ 初デートってドキドキ、ワクワクしたりして、楽しい思い出だったりするけれど、最後のデートは、はっきり覚えていないことが多い。もし、それがいい思い出として残っているのなら、それはとても大切な時間だったってこと。story中学三年生の彗子は両親の... 2021.07.30 瀬尾まいこ読書日記
浅原ナオト 彼女が好きなのはホモであって僕ではない 浅原 ナオト 映画ボヘミアンラプソディーが世界的に大ヒットし、大きな話題となった。日本でも桁違いの人気で、米国に次いで2位の興行収入を記録した。もちろん私も見に行ったし、ケーブルTVの点検に来た兄ちゃんの着信音もQUEENだったりした。TV放映の時はtw... 2021.07.27 浅原ナオト読書日記
伊与原 新 月まで三キロ 伊与原 新 新田次郎文学賞という存在を初めて知り、山岳小説の賞なの?と勘違いをしてしまいました。Story「この先にね、月に一番近い場所があるんですよ」。死に場所を探す男とタクシー運転手の、一夜のドラマを描く表題作。食事会の別れ際、「クリスマスまで持っ... 2021.07.21 伊与原 新読書日記
三浦しをん ののはな通信 三浦しをん 女性同士のHはあんまり想像つかないのだけれど・・・BLではなくGL(百合)って言うらしいです。小学生の頃、クラスの女子は皆交換日記をしていて、他にも「柄の折り紙」とか「柄付き付きティッシュ」とかを交換し合っていました。とにかく「かわいい」と... 2021.07.19 三浦しをん読書日記
ブレイディみかこ ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー ブレイディ みかこ 英国のブライトンをネット検索すると、「有名人も訪れるというリゾート地で、ブライトンビーチや、世界でも珍しいLGBTの大イベントなど、ブライトンは魅力あふれる街です。」とか「街の安全性や暴力犯罪に懸念を示す人々ほとんどいない都市」とか書かれて... 2021.07.12 ブレイディみかこ読書日記
朱野帰子 対岸の家事 朱野 帰子 NHK「あさイチ」紹介で大反響。今話題の一冊。本屋大賞もそうだけど、最近話題の小説って女性が読みそうな本が多い気がする。story家族の為に「家事をすること」を仕事に選んだ詩穂。娘と二人だけの、繰り返される毎日。幸せなはずなのに自分の選択が... 2021.07.06 朱野帰子読書日記