TVドラマ「ミステリと言う勿れ」1話良かったですね。
CMで予告を見た時は、ちょっと漫画とキャラクターのイメージが違うかなと思ったのですが、ドラマを見始めたら全くそんなことはなくて、ちゃんと整くんでした。菅田将暉さんの演技力に感動!あと、藪刑事役の遠藤憲一さんも良かった。
興奮そのままにこの記事を書いているので、言葉の乱れはお許しください。
そして、この機会に原作の田村由美さんの漫画をもっと多くの人に読んで欲しいので、特にお気に入りの3冊をご紹介したいと思います。
原作累計発行部数1300万部って凄いですね。
田村由美 おすすめ漫画3冊
ミステリと言う勿れ
この漫画の見どころは殺人事件のミステリーの部分と、ちょくちょく挟み込まれる主人公、久能整くん視点の人間論です。
ミステリーの部分は、その観察眼と洞察力で相手の言動や表情などから推理していくタイプの探偵役、整の推理が冴えわたるかっこよさが魅力。
人間論は多くの人が当たり前だと思い込んでいる物事を別の視点から捉えて読者に問いかける。「どうして○○なんですか。」という問いかけに「言われてみればその通りだ。」と頷くこともあれば、自分に言われているようでドキッとすることもある。
個性的なキャラクターもたくさん出てきて、人間関係にも注目したい。今後の展開に目が離せないですね。
BASARA
story:高度な文明が滅び、王の一族によって支配されるようになっていた日本。その後300年、国民は暴君の圧政に苦しみ続けてきたが、山陽地方の白虎の村に人民を救う“運命の子”と予言されたタタラとその妹更紗の双子の兄妹が生まれた。ところが、赤の王の軍勢に村を襲われてタタラは殺されてしまう。妹の更紗は兄に扮し、正体を隠して“赤の王”を討つべく旅に出る。その途中、立ち寄った温泉で出会った青年・朱里と恋に落ちる更紗。彼が宿敵“赤の王”であるとも知らずに、ふたりは惹かれあっていく……。
私が漫画家の田村由美さんを知ったのは「BASARA」を読んだことがきっかけでした。スケールの大きいファンタジーで、これがものすごく良くて号泣しっぱなし。田村由美と言えばこの漫画をあげるファンも多い。私も今まで読んだ漫画のBEST3に入るぐらい心に残っています。
田村由美が描く女性像は男勝りなかっこいい女性が多く、この更紗もとても強い女性。大勢を引っ張っていく男装の女性というと「ベルサイユのばら」のオスカルを連想させますね。少年漫画のようなバトルシーンが多くありますが、メインは更紗と赤の王・朱里との許されない恋です。少女漫画お約束のイケメンも多く登場し、ちょっとBLの匂いもあって盛りだくさん。絵が特徴的ですが、苦手な人でも読んでいる内に慣れてきます。ファンタジーが好きな方はぜひ読んで欲しい。
7SEEDS
story:少女ナツが目を覚ますと、辺りは海。突然荒れ狂う海に放り出された彼女は、嵐と蟬丸、牡丹と共に島へと辿り着く。その島には未開のジャングルが広がり、巨大化した植物や、凶暴化した動物や昆虫に次々と襲われ、死と隣り合わせのサバイバル生活へと放り込まれる。そんな中、ガイドだと名乗る人物より信じられない計画の話を聞かされる。それは、人類絶滅を回避するため、若く健康な人間を冷凍保存し、災厄が過ぎ去った後の世界に人類の種を残そうという壮大な計画「7SEEDS計画」の話だった。
「7SEEDS計画」に選ばれた若者たちは変わり果てた世界で、過酷な環境にさらされながらも懸命に生きてゆく。(アニメ7SEED公式サイトより)
全35巻の壮大なスケールで描く近未来サバイバルSFストーリー。
女性だけでなく、男性も楽しめるこのストーリーはあっという間に物語の世界に入り込んでしまうくらい面白い。たくさんのキャラクターもみんな魅力的で、その背景や性格などしっかりと描かれていて読みごたえがあります。
かけがえのない日常が失われて初めて、わかること。自分の強さや弱さ。極限状態だからこそ露呈する人間の善悪も見どころの一つ。ハラハラするシーンや涙なしでは読めないシーン、そして心に響く名言もあり、多くの感動を味わえます。