アイドル2.0 コムドットやまと

コムドット やまと
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~「地元ノリを全国へ」日本一売れるホームビデオを作ってやろうと思ったのだ~

こんにちはくまりすです。今回は今話題の5人組YouTuber「コムドット」のリーダーやまとの2冊目の著書「アイドル2.0」をご紹介いたします。

story:

「コムドットは、売れるべくして売れた」
リーダーとして、社長として時代の先頭を突き進むコムドットやまとが積み重ねてきた泥くさい試行錯誤と緻密な分析、そして徹底的に練り込まれた戦略の全てを初めて明かす。(出版社より)

ー「はじめに」より
私のクリエイティブのルールは「吐き切り」にある。私は、本を読むことが好きで、年間100冊を超える本を購読するが、著者によっては同じような内容を数冊にわたって書いていることに気づいた。ビジネスの視点で言えば賢いのかもしれないが、読者としてはフラストレーションが残る。『聖域』では、当時私が伝えたかったこと、自分が持っている全てを、伝えたかった若者たちに向けて、吐き切った自信がある。そして、今回の『アイドル2.0』では、コムドットが実際に行ってきた戦略や今後の展望、業界に対する分析等、現時点で私が持っている全てを吐き切るつもりである。通常戦略や分析を公開することに対してはデメリットが多いと考える人が多いだろうが、私の狙いは吐き切りを行うことで退路を断ち、次のフェーズに辿り着くことである。この本は自らの成功の鎖を切るために執筆するといっても過言ではない。この本を手に取ってくれた人にとっての「人生の一冊」になるよう最後まで本書と向き合い尽力することをここで宣言させていただこう。(出版社より)

目次:1章 コムドットが売れた17の理由(ルーツは地元にあり/ノリの正義 ほか)/2章 令和の「YouTube論争」(芸能人vsYouTuber/YouTubeとTikTokの違い ほか)/3章 鈴木大飛のリーダー論(なぜあなたがリーダーなのか/リーダーの心得 ほか)/4章 鈴木大飛のセルフブランディング論(なぜ今、セルフブランディングが必要か/セルフブランディングの方法 ほか)(「BOOK」データーベースより)

チャレンジ精神

「この本を取ってくれた人にとっての「人生の一冊」になるように
著者のやまとさんは、はじめにこう語っている。やまとさんが属するコムドットというグループはYouTubeを通して十代の若者をはじめ多くの方に支持され、今や菓子メーカーのCMに出演するまでにもなりました。当書はそんなやまとさんの今に至る経緯や成功の秘訣、戦略、自身の考えなどを一冊の本にまとめたものです。

小タイトルごとに要点をまとめられた構成と成功戦略の内容はビジネス書のようでもありますが、難しい言葉を使わずに自身の経験を例に出し説明しているので、リアルでわかりやすい。そのため読者は自身に置き換えて成功までの道筋をイメージしやすくなっています。

「ゆうた、YouTuberやんね?」
「ラーメン食いに行かね?」くらいのテンションでした。そして彼の返答はまさにラーメンの誘いに乗ってみたぐらいに軽いものだった。

起業願望から不意に放った一言がYouTubeを始めるきっかけだったというエピソードですが、とにかく最初の「壁」は「始める」ことだと言う。彼らの快進撃はこんな気軽な会話から始まったのだと知ると、YouTubeや何か新しいことを始めようとしている人にとっては心強く、肩の力を抜いて始めることができますね。

しかし、現実はそんなに甘くはない。「どぶ板」営業、ちっとも伸びなかった再生回数、また、心無い言葉を投げかけられたことも。

YouTubeの最大の利点はものすごいスピードでトライ&エラーを回せることである。(中略)例えミスをしたとしても、反省し、改善し、次の動画に活かせば「空振り」は「素振り」に変えることができるのだ。

一章では試行錯誤した頃の心境と共に再生回数が伸びるきっかけとなった成功戦略など「コムドットが売れた理由」が記されています。また、彼らの目標へ向かう強い信念と共に友人であり、仕事仲間でもある彼らの信頼関係も垣間見えてきます。

YouTuberとして

我々は、YouTubeという媒体を通して動画という商品を視聴者に届けたいのだから、市場調査やターゲティングは必ずすべきである。

実際に街へ出て若者の声を聞いたり、寄せられるコメントによってニーズを把握し、反省と対策を立てる。一般の会社でもYouTubeでもそれは同じで、彼らも手を抜きません。特筆すべきは、彼らは今の時代を敏感に感じ取るアンテナを持っていること。

動画を視聴するサービスは沢山あるが、Z世代のユーザー数が多いのはYouTubeとTikTokである。
2つのコンテンツの一番の違いは視聴者の動画形態である。私はYouTubeは機動的、そしてTikTokは受動的コンテンツであると考えている。

デジタルネイティブとも呼ばれるZ世代の彼らは、よく使われている動画コンテンツの性質とニーズを理解し、上手に取り入れています。また、TwitterやInstagramなどSNSの特性によって使い分け、同じ世代の嗜好を把握し、トレンドに役立てています。

結局SNSが発達した現代では、かつての「モノを消費する時代」から、モノを使って「状況を消費する時代」になったと私は考えている。

YouTubeを始めたい人は勿論、これから社会に出る学生や、壁にぶつかっている人、今の若者の心の内を覗きたいサラリーマンまで、これからの時代を生きるために必要なたくましさや、秘訣がたっぷり。もちろん、コムドットのエピソードやQ&A、ファンにはうれしい写真も。やまとの全てがつまっている一冊です。

感想

Twitter、Instagram、Facebook、LINE、TikTok、YouTube、これらは5大SNSと言われ、その中でもYouTubeのユーザー数はLINEに次ぎ2番目に多く、アクティブユーザー数は国内だけでも6500万人に上るといいます。(2022.8月現在)

これらソーシャルメディアの出現は私たちの生活に多くの潤いをもたらしてくれました。特に、動画共有サービスのYouTubeは画期的。時間を気にせず、音楽や映画を楽しめ、語学や資格などの学問に利用でき、海外のユーザーとも繋がれる。これらのほとんどが、無料で享受できるため、多くの人が利用するのもうなずけます。私も、このHPを立ち上げる際に大変お世話になりました。

この本の著者であるやまとさんは友人と共に彼らの日常を映した番組を作成し、視聴者に提供して、唯一無二のYouTuberになることを目指しました。動画はTVなどのメディアで活躍するアイドルグループの日常を映す、メイキングビデオやお笑いタレントのバラエティ番組を見ているようなイメージです。(あくまで、これは私が動画を拝見しての感想です。)アイドルのような遠い存在ではなく、身近なお兄さんや仲の良い友人を見ているようで、動画を見て癒されたり、日常生活の楽しみの一つする人も多く、登録者数はなんと300万人を突破したそうです。

やがて彼らの活動範囲は広がり、やまとの自身初の著書『聖域』は40万部を売り上げ、コムドットの写真集は33万部の大ヒットを飛ばした。また、コムドットは雑誌の表紙を飾り、今年にはTVCMの出演を果たしました。「日本を獲る」誤解を恐れず放つ強い言葉の裏には数知れない努力があったことが伺えます。

インフルエンサーや口コミなど、今や個人が企業の広告塔になる時代。YouTuberという枠に収まりきらない活躍をする彼らの快進撃もまだまだ夢の途中。これからどのような姿を私たちに見せてくれるのだろうか。

著者:コムドットやまと(コムドットヤマト)
“地元ノリを全国へ”をスローガンに掲げ活動する5人組YouTuberコムドットのリーダー。1998年5月15日生まれ。東京都出身。B型。西東京を拠点に、同級生メンバーと「放課後の延長」をテーマに動画配信を始め、10~20代の若い世代を中心に熱狂的な人気を集める。チャンネル登録者数は2021年12月11日に300万人を突破。2021年に発売した自身初の著書『聖域』(KADOKAWA)は40万部、コムドット初の写真集『TRACE』(講談社)は33万部を超え、共に大ヒット(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)(「BOOK」データーベースより)
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