本気の本
「文豪とアルケミスト」っていうゲームがあるのですが、これがただの文豪イケメン化ゲームではなく、ちゃんと文豪さんたちのエピソードが出てきたり、(結構マニアックなレベルで)関係の深い文豪さん同士だと共同必殺技が出せたり、(双筆神髄っていう技!)ちなみに私の最強のチーム編成↓(別に芥川龍之介への嫌がらせに島崎藤村を入れたのではありません。)
このゲームが出来た当初からはまっていた時に、新潮文庫さんからコラボの本が出たと喜んで、文芸書にもかかわらず(普段は文庫しか買わないのです。主婦ですから)手に入れたんです。
そしたら、中身が本気すぎた!!
夏目漱石の葉書:「新潮」大正四年三月号のアンケートに答えたものだとか(えっ?)
太宰治の「斜陽」の原稿だとか(おぉ!)
谷崎潤一郎の「ぞくらどう先生」直筆原稿だとか(ねぇ、まって・・・)
他、文豪の作品はもちろん、
夏目漱石、芥川龍之介の往復書簡(性格でるよね)
太宰治、坂口安吾、織田作之助の座談会(面白かった)
泉鏡花による尾崎紅葉先生の逝去前15分間(どういうリアクションをとればいいの?)
谷崎潤一郎と芥川龍之介の「文芸的な、あまりに文芸的な」論争抄などなど
一巻だけでこのボリューム(二巻もすごいが省略)
ゲームもそうだけど、この本は文豪同士のつながりに重点を置いている点が特に好き!
最初は声優目当てで始めた(ごめんなさい。)ゲームが結果、こんな素晴らしい本との出会いに感謝です。新潮社さん、関係者各位様ありがとうございます 😀
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